...中にも初対面の人と応接する習慣があるからである...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...私が応接する総てを愛玩出来る心で...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...強(あなが)ち裃(かみしも)を付けた四角四面の切口上(きりこうじょう)で応接するというわけではなかったが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...そこでは人に応接する面倒もなく...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...家にいて四五十人の客に応接することもあって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...応接することができるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...私は応接することすら出来ないほど...
種田山頭火 「其中日記」
...そうして応接する人間もたぶんはそれほど無作法に無礼でもなさそうに想像される...
寺田寅彦 「備忘録」
...大抵の客には裸体若くは半裸体で応接する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...伯は実に無冠の外務大臣として外人と応接するものにあらずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...こんな時には、狭いから、すぐ母が出てきて、応接する...
直木三十五 「死までを語る」
...お雪は毎夜路地へ入込む数知れぬ男に応接する身でありながら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...充分に応接する用意を持たなければならぬ義務はある...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は嬉(うれ)しくも悲しくもない常の来客に応接するような態度で「まあそこへおかけ」と云った...
夏目漱石 「行人」
...代助は平岡が何故(なぜ)こんな態度で自分に応接するか能く心得ていた...
夏目漱石 「それから」
...単に彼と応接する煩(わずら)わしさ...
夏目漱石 「明暗」
...主権者として外人に応接するのではない...
蜷川新 「天皇」
...また蜀の使いを応接するに...
吉川英治 「三国志」
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