...いつも室の片隅から客に応対することしか知らない「女」を...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その不自由さに応対するのが一仕事で...
薄田泣菫 「独楽園」
...人と応対するのんが好きで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ナオミがどんな態度を取って西洋人と応対するか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...プラグマとしての実際的事物に応対する人間・実際家は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...貴婦人がサロンで男に応対する態度とも...
豊島与志雄 「道標」
...小首をかしげて応対する態度は...
豊島与志雄 「碑文」
...デスクに凭(もた)れて客に応対する様子は見たところ医者か弁護士と変りはない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...これは多数の太刀(たち)を相手に応対する時...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも木の根へ腰を卸して応対するほどの必要を認めなかったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分と兄とは常にこのくらい懸隔(かけへだて)のある言葉で応対するのが例になっていた...
夏目漱石 「行人」
...遠くで応対するにはつごうがいい...
夏目漱石 「三四郎」
...遠くにゐて応対する様な気がする...
夏目漱石 「それから」
...お菊はおとなしく応対するだろうか」平次の観察は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さて両人の間を取り持ち種々応対する...
南方熊楠 「十二支考」
...朝から夏衣袴(なついこ)を着て応対する...
森鴎外 「鶏」
...応対する番士のもの腰でも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかし客と応対する主人の精神的な働きもそれに劣るものではない...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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