...その時はつい応じる気になった...
梅崎春生 「凡人凡語」
...四方からそれに応じる声が起って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...右のような何でも屋の広告から生じてきそうな註文に応じることです...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これから諸君とも同行しようといったが誰も応じる者が無かったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...いうよりもハンドバッグの註文に応じる店が心斎橋には無い...
直木三十五 「大阪を歩く」
...火夫がもっと事態に応じるだけの才覚をもっていたらよかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...そして厳格に守るために軍の召集に応じることを拒んだために憲兵隊にあげられた青年の話を私が聞いたのは戦争中の...
三好十郎 「「その人を知らず」について」
...いわんや新しい生活に応じるものではなく...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...二つには地理がそれに応じるものを作らせるからであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...必然の要求に応じるということであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そのうちに漸くにッと笑って応じる...
横光利一 「欧洲紀行」
...今さら誰も応じるわけにはいくまいと思われる...
横光利一 「微笑」
...この自然な見方に応じるためにも...
横光利一 「旅愁」
...彼の乞いに応じるべく...
吉川英治 「三国志」
...色よく派兵に応じるふうもないのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...その家康の方でも、今朝からしきりに、偵察隊のうごきが見え、しかも、西軍の瀬ぶみ的な小攻撃には、(めったに、応じるな)と、戒(いまし)めているもののように、小牧山全陣、一旗(いっき)のうごきも見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の求めに応じるわけはない...
吉川英治 「平の将門」
...隠居も刃(やいば)を抜いて応じるにちがいない...
吉川英治 「宮本武蔵」
ランダム例文:
万病 食うか食われるかの争い 落ち穂
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