...応える声はなかった...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...呼べば応える眼と鼻の間に住んでいるその家の人に...
犬田卯 「錦紗」
...腕を振って一度(ひとたび)叫べば応える者が雲の如く集る英雄ではないと知った...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...――しかしそれに応えるものとては並び建つ校舎からはねかえる反響のほかになんにもなかった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...急に応えるべき言葉も見つからなかった...
海野十三 「深夜の市長」
...松蔵はそれに応える事ができなかった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...応えるものがあった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...快し! それは私の心の中にある何かに応えるもののようである...
中島敦 「光と風と夢」
...漱石のそれに応えるこころとが...
中谷宇吉郎 「桂浜」
...ただ応えるのは、自分の青年時代と、代助の現今とを混同して、両方共大した変りはないと信じている事である...
夏目漱石 「それから」
...誰も応える者はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...応える言葉がないのか黙っていたが...
林芙美子 「泣虫小僧」
...一々心に応えるのだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...国王の浮かれ気分に応える気になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...汝の呼び掛けに応えるということである...
三木清 「哲学入門」
...ところで他の呼び掛けに応えることは責任をとるということであり...
三木清 「哲学入門」
...また他の呼び掛けに行為的に応えるものとして...
三木清 「哲学入門」
...誰の胸にも応えるのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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