...わたくしの魂が放った「おう」と呼ぶ声に「おう」と応える声のように...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...そして応える言葉も見当らなかった...
海野十三 「火葬国風景」
...お父さまの特徴と一致するというわけですね」カオルはそれに応える代りに...
海野十三 「蠅男」
...どう応えるであろうか...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...快し! それは私の心の中にある何かに応えるもののようである...
中島敦 「光と風と夢」
...漱石のそれに応えるこころとが...
中谷宇吉郎 「桂浜」
...ただ応えるのは、自分の青年時代と、代助の現今とを混同して、両方共大した変りはないと信じている事である...
夏目漱石 「それから」
...母上様」誰も応えるものはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに応えるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたの要求に応えるために私達がどんなだったか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この要求に応えることを拒み得ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...フムとそれに応える声がする...
三好十郎 「斬られの仙太」
...こんな日にことさらに心に応えるものがあった...
室生犀星 「津の国人」
...誰の胸にも応えるのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...照り降りはなくとも心臓には応える...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ふと今も踏み応える砂から感じとった...
横光利一 「旅愁」
...どこか由吉の鋭利なひと突きには応えるものがあったと見え...
横光利一 「旅愁」
...発動機の音に応えるのは計り知れぬ深さの静寂だけだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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