...「うむ、宇宙塵の渦巻は黒い帯のように見えるが、個々の宇宙塵はまだうつっていないよ」博士は、そう応えて、さらに映写幕に顔を寄せた...
海野十三 「火星探険」
...ピーンと手応えがあった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...その音に応えて犬がクンクン鳴いた...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「絞首刑」
...肉体を突刺したような手応えは一度もなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...へんな応えかたをした...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そのわずかなおこごとは、自分には霹靂(へきれき)の如く強く感ぜられ、狂うみたいになり、口応えどころか、そのおこごとこそ、謂わば万世一系の人間の「真理」とかいうものに違いない、自分にはその真理を行う力が無いのだから、もはや人間と一緒に住めないのではないかしら、と思い込んでしまうのでした...
太宰治 「人間失格」
...手応えをはかっているのです」両股(りょうもも)のあたりまで...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...アンリ親分は冷淡に受け応えする...
谷譲次 「踊る地平線」
...ポポフの日本に関する諸研究など読み応えのある翻訳物を続々出版している...
戸坂潤 「読書法」
...それにお応えして...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...「みっちゃん、お茶を人数だけ、前祝いに景気付けよう」「ハッ……ハイ」衝立の蔭から美しい女給の声、居眠りでもして居たのでしょう、僅に顔をあげた風情(ふぜい)で、こう応えました...
野村胡堂 「古城の真昼」
...応えようもなく男の顔を見守りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「ありそうな筋だな」平次は静かに応えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「浪人者の大井半之助だ」喜八は言下に応えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろへ体を傾けて引くと荒々しい手応えがあり...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...心も知らずに去って行ったことが悲しく身に応え...
室生犀星 「荻吹く歌」
...照り降りはなくとも心臓には応える...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この日の労働は彼の身に応えて全身に疲れが廻ったが...
横光利一 「旅愁」
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