...おせきの胸にそれがはっと応えた...
犬田卯 「米」
...「詳しい情報は何も入らないですよ」と船長はちらりとドレゴの顔へ視線を走らせて応えた...
海野十三 「地球発狂事件」
...叔父さんがお仕事がおすみでしたら……」桂三郎は応えた...
徳田秋声 「蒼白い月」
...妻の愛情に応えるために...
外村繁 「澪標」
...最初は容易に応えませんでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...黙りこんで受け応えをするでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この登校は体力に応え過ぎた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...「兵長になりました」と嬉しげに応え...
原民喜 「翳」
...大きな門……」彼は低く低くうなだれるように応えた...
原民喜 「忘れがたみ」
...了解しました」こうレングルが応えると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...バーニ医師の問い詰めるような目つきに応えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ルウスはこの徹夜の訊問に踏み応えている...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...あれなど最も読み応えがあつた...
牧野信一 「浪曼的月評」
...心も知らずに去って行ったことが悲しく身に応え...
室生犀星 「荻吹く歌」
...(諏訪ぼんやりして応えない)未納 妾は...
森本薫 「華々しき一族」
...珊瑚(さんご)枕頭(ちんとう)呼べども応えずだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...矢代は緊張がゆるんで手応えのない感じで手を上げた...
横光利一 「旅愁」
...当時の日本人の強い知識欲に応えるために...
和辻哲郎 「鎖国」
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