...たとえば星野か園かに恋を感じたことはないのかなあ」このくらいいっても応えないか...
有島武郎 「星座」
...ひしひしとお小夜の胸には応える...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...呼べば応える眼と鼻の間に住んでいるその家の人に...
犬田卯 「錦紗」
...ドーンと鈍いそして力づよい手応えが両腕を痺(しび)れさせた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...それに対して船長は何も応えず...
海野十三 「地球発狂事件」
...それに応える声は聞かれなかったけれど...
海野十三 「蠅男」
...木島の身体は水母(くらげ)のように手応えがなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...顔見知りの人々の挨拶に笑顔で応えながら言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...いっさんに中甲板まで駈(か)け上って、ほっとすると、あとから、老人の、不気味な声が、「こら、遠慮するなよ、わしの、この碧い、宝石のような眼を、おまえに与えるというのじゃ、その東洋人の、汚らしい眼と、取替えて見よう」陳君は、それには応えず、後甲板の方へ逃げた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...応えんが為めであった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...妻の愛情に応えるために...
外村繁 「澪標」
...「ありそうな筋だな」平次は静かに応えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう忍術指南は止(よ)しじゃ」成瀬九十郎は振り返りもせずに応えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...野口九太さんはおりますでしょうか?」女案内人の声で一寸お待ち下さいと応えると...
林芙美子 「帯広まで」
...サンチャゴ」「お前もな」老人は応えた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...最初の手応えはカルパセア号―― The Carpathia ――で...
牧逸馬 「運命のSOS」
...瞬時に損得を見極めたリズムある美しい要点の受け応え...
横光利一 「夜の靴」
...海嘯(つなみ)が応えるように...
吉川英治 「親鸞」
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