...此節は忙しいものと見えて...
伊藤左千夫 「姪子」
...先生この頃なにか忙しいらしく...
海野十三 「恐怖の口笛」
...忙しい人達である...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...仕事が忙しいのであろうと云う風に聞かされて来たのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...其中庵二句・しろい蝶くろい蝶あかい蝶々もとぶところ・花がさいて蜂がきてゐる朝この木のどこか病んでゐる日向水やらう・てふてふあそばせてあざみあさのいろ・ここにもてふてふがぢやがいものはな・うぐひすよ、もとのからだにはなれないで夏六月七日晴、すこし寒くて、なか/\忙しい...
種田山頭火 「其中日記」
...お忙しいところを御苦労さまで」銹(さび)のある低い声で入つて来る客に叮重に挨拶しながら...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...場合によっては自分の大事な研究時間をずいぶん思い切って割いても世間の要求に応じるために忙しい想いをし...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そのために人のよく知る通り恐ろしく忙しいからだになってしまった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...暮の決算報告などに忙しい時期であったが...
徳田秋声 「足迹」
...忙しい 蜜蜂が 飛んで 來ました...
新美南吉 「うまれて 來る 雀達」
...なにぶん店の方が忙しいので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...として活躍した彼の忙しい一生の物語は興味深い...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...その日の午後一時には東京劇場で帰朝第一回独唱会という忙しい目にあい...
三浦環 「お蝶夫人」
...只仕事が忙しいのと夏痩の結果であると答えていました...
宮本百合子 「有島さんの死について」
...私はお祝いに忙しい次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...忙しいのも忙しいらしい...
三好十郎 「肌の匂い」
...近頃はこれで中々忙しいんです...
吉井勇 「或る日の小せん」
...聟(むこ)どのは忙しい体...
吉川英治 「新・水滸伝」
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