...彼は忘我の状態で仕事に没頭している...
...瞑想によって忘我の状態に入ることができる...
...アートに没頭するとき、忘我の状態になることがある...
...ダンスをするとき、私は忘我の境地に達する...
...忘我の状態で活動することが、創造性を高めることができる...
...しいて自分を忘我に誘おうともがきながら...
有島武郎 「或る女」
...大雅は学者や芸術家によくある「忘我」の境地に直ぐ入れる画家で...
薄田泣菫 「茶話」
...忘我の気持に落ちこんでいった...
豊島与志雄 「丘の上」
...ふとした忘我の瞬間に...
豊島与志雄 「秦の出発」
...私は苦悩に似た忘我の中に沈みこみ溺れこみ...
豊島与志雄 「紫の壜」
...まさに忘我の恍惚境(くわうこつきやう)に入つたと見れば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は尻を立てた黒猫のような格好で、忘我の中に、そのまま凝乎(じっ)と蹲(うずくま)っていた...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...こゝでもう一日一人きり忘我(忘餓か)の境にゐようか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼は彼女の忘我的な姿が憾めしいやうな...
牧野信一 「昔の歌留多」
...冷たい忘我だけなのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...併しAはもはやはじめのやうな忘我の境に自分を置く事ができなかつたと見え...
水野仙子 「道」
...忘我とを地獄の門として居る為に...
宮本百合子 「黄銅時代の為」
...それと同量の深いブリリアントな忘我を愛するのだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...忘我の境こそは浄土である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...等しく恍焉忘我の境に入ると雖も...
横瀬夜雨 「花守」
...何か天才を生む忘我の怠惰さがあるのにちがいない...
横光利一 「欧洲紀行」
...尊氏は自分で書いた弔文(ちょうぶん)にひきずりこまれているような忘我の境に立ってそれを真剣に読みつづけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...忘我の時間が多いせいか...
吉川英治 「随筆 新平家」
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