...彼女との思い出が忘却できず、つらい...
...彼は忘却の彼方に消えていった...
...忘却したい過去がある...
...時間がたてば忘却されるだろう...
...忘却曲線に従って記憶が薄れる...
...王侯たちの墓に塵と忘却とをまきちらしているのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...忘却はおそろしい...
小穴隆一 「二つの繪」
...自分でも忘却してしまいましたが...
太宰治 「虚構の春」
...震えることさえ忘却し...
太宰治 「春の盗賊」
...しかし何(ど)んなに遠くへ行っても『忘却』というものが私を待っていてはくれませんでした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...懈怠あるひは忘却によりて國王過てり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...微笑(ほほえ)みを浮かべうつらうつらと忘却のうちに浸って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平素の忘却の淵から浮び上るかのように...
豊島与志雄 「復讐」
...それから人間の性質だって長い間には少しずつ変って行きますからね」遠慮、忘却、性質の変化、それらのものを前に並べて考えて見ても、健三には少しも合点(がてん)が行かなかった...
夏目漱石 「道草」
...さうして忘却の錨を解き 記録のだんだんと消えさる港を訪ねて行かう...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...この世の一切の時の終末とともにレーテー(Lth忘却)の流れに打沈められて過去となる...
波多野精一 「時と永遠」
...却て身辺の大事を忘却して自身の病に医を択ぶの法を知らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...俺の考えは謎を朽ちさせて忘却させることだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ベイツ君はどう思う?」「そうですね、確かに重要点がいくつかありますが、通常業務で一般に出会うことはないでしょう」第十四章詩人が気のむくまま荘厳な英国屋敷を称賛するとき、忘却、無視しがちなのが心温まる類の住処...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...前後のことを忘却したのだな...
牧野信一 「酒盗人」
...マルサス『人口論』によって全く忘却の中に陥しいれられたゴドウィンが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私はこの世の長い忘却からこれらの水滴を救い起し得たことに悦(よろこ)びを感じる...
柳宗悦 「工藝の道」
...憤(おこ)る場合でないと思ってもついムカムカッと来て前後を忘却したりするのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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