...いまだに忘れられないのは三度目に聴(き)きにいった音楽会のことです...
芥川龍之介 「河童」
...したがってなつかしく忘れられないこの小さな村の安静も...
伊藤左千夫 「落穂」
...俺には忘れられない詩なのである...
高見順 「いやな感じ」
...あなたを忘れられない...
太宰治 「デカダン抗議」
...忘れられないものだった...
太宰治 「パンドラの匣」
...みなさんに忘れられないように私の勉強ぶりをときたま...
太宰治 「もの思う葦」
...中でもことに忘れられないのは...
田山録弥 「山のホテル」
...どうしても忘れられないことなのである...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...けっして忘れられないほど痛切に理解した...
夏目漱石 「坑夫」
...隨分忘れられないことがあるかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...子良はその母が目について忘れられないのでした...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...私より二十歳近く年上でしたが一つ忘れられないことをこの人が云いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのままかえったりしたときのことは忘れられないのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その時の悲しみが忘れられないのでございますが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いまでも忘れられないことがある...
森下雨村 「三十六年前」
...――今でも忘れられないのは初夏の広島の「白魚のおどり食い」だ...
矢田津世子 「茶粥の記」
...亡くなったおっ母さんが忘れられないからだ...
山本周五郎 「寒橋」
...忘れられない...
吉川英治 「折々の記」
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