...明日有志者の協議會を開くさうですな...
石川啄木 「病院の窓」
...殊に川島は『三国志』か『水滸伝(すいこでん)』からでも抜け出して来たような豪傑肌だったから他にも容れられず自らも求めようともしないで陋巷(ろうこう)に窮居し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...そうこうする裡に同志百七十一名の生命は...
海野十三 「間諜座事件」
...地球の人類に先んじて月と地球との横断を試(こころ)みたい意志のあることである...
海野十三 「崩れる鬼影」
...わらはゝ古志郡(こしこほり)何村(なにむら)(村名はもらす)の菊(きく)と申もの也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...まさに強靱な意志と明晰な頭腦の持主であるといえよう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...法律はこれを個人の意志に任せている...
永井荷風 「西瓜」
...晩年の作品に一脈の暗さを加え、意志的なもの、または燃焼的なものを感じさせるのは、ベートーヴェンの出現に対して、予言的な役目を勤めるものと言っても差しつかえはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...志津子さんが喜田川夫人になったのは本意であったか不本意であったか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...町人の家を相續する意志などは無い樣子だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬能を誇り純粹客體以外何ものの存在をも認めぬといふやうな狂氣じみた幻覺に耽らぬ以上――かくの如き幻覺が若し事實として存在したならばそれは文字通りの狂氣であらうが――哲學はそれの志向を充たすために客體の世界において存在の區分と選擇とを行はねばならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...女同志だと何故ああいう風に腰かけるか...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...七のとき大志も何もありはせぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...伯父のところへやってきたときの豊志賀があまりにも殊勝らしいことばかりいっているだけ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...また『博物志』に〈洞庭の山帝の二女啼き...
南方熊楠 「十二支考」
...奉仕に活きる志、これが心霊を救う道であるが如く、工藝をも救う道である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...すると次第に彼等同志だけで話が逸(はず)んで來て...
若山牧水 「熊野奈智山」
...老年のトルレスが口の津から志岐に赴いた...
和辻哲郎 「鎖国」
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