...彼女は何事にも忌憚なく意見を言う人だ...
...忌憚なく本音を言える関係が素晴らしい...
...忌憚を捨てて、自分の思うように話してほしい...
...彼は何を言われようとも、忌憚なく頑張っている...
...忌憚のない議論をすることで、良い結果が得られた...
...随つて閣下の過失を挙示して忌憚なき所あるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一定の熱情を忌憚(きたん)なく描いた旋律を好んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忌憚(きたん)なく言えば少し読書好きの女の目にさえ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ずいぶん忌憚(きたん)のない時代評も行われましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...言わんとするところを忌憚(きたん)なく正直に言っているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...忌憚なく云ふと、私は現在の芥川龍之介氏の芸術に対して何にも云ひたくはないのである...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...忌憚(きたん)なく云へば...
南部修太郎 「猫又先生」
...羅山は忌憚なく、神武と綏靖とを論じている...
蜷川新 「天皇」
...最も忌憚なき憎惡者は新古典派である...
萩原朔太郎 「青猫」
...忌憚(きたん)なくいえばいえる...
長谷川時雨 「紫式部」
...獨自の意見と周匝なる批評とを忌憚なく發表する程の人であつたから...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...僅に数行を隔てて同じ事を反復してゐるのは、忌憚なく言へば、老茶山の健忘のためかと推せられる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(b)そこで忌憚(きたん)なく言うならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この手段の実行方法に就き小生の忌憚(きたん)なき意見を求めて来た事実を知っているのみであります...
夢野久作 「暗黒公使」
...忌憚(きたん)なく...
吉川英治 「三国志」
...忌憚(きたん)なくご意見を吐露していただきたい」張昭が議長格として...
吉川英治 「三国志」
...なお忌憚(きたん)ないご腹中を聞かせ給わらぬか」席をあらためて...
吉川英治 「三国志」
...忌憚(きたん)なくそちの構想を聞かせい」「……浅学の私如きには」光秀は...
吉川英治 「新書太閤記」
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