...男女の生活はその忌むべき虚偽から解放され得る...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...「チブス? いかに忌むべき病名であらう...
高濱虚子 「續俳諧師」
...それを忌むべきデカダンみたいに見る...
高見順 「いやな感じ」
...それによって忌むべき「唯物論」を抑圧することは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...忌むべき罪悪――やがてみずからを倒すべき罪悪――を犯したのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも強い者の忌むべき権利が削減されてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忌むべき矛盾である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その忌むべき光がコゼットの身にまでおよぶかも知れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此時僧侶の間で最も忌むべき顕栄を干(もと)める念が始めてステパンの心の中(うち)に萌(きざ)した...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...忌むべきものとされているものだった...
直木三十五 「南国太平記」
...あれは忌むべき罪ではなかったのか?──赤とうがらしが欲しいとふっと思うのは人情だから仕方がないとしても...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...――かの忌むべき...
西尾正 「墓場」
...呪咀(じゆそ)の詞(ことば)となりて忌むべき物を...
樋口一葉 「軒もる月」
...また足利氏の世に成った『簾中抄』に孕女の忌むべき物を列ねた中に...
南方熊楠 「十二支考」
...此の集收むるところの作品の過半は今日までに發表したる余の作品中最も厭ふべく忌むべきものと自(みづから)おもへるところのものにしていづれは昨日の事の悔まれぬはなきが中にもかゝる作品を出(いだ)せし事は就中余の不快とするところなり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それよりもさらに忌むべき厳格の過度におちた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...忌むべき飲食物などを挙げたうえ...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...先頃から忌むべき噂にのぼっている吹上の妖について...
吉川英治 「江戸三国志」
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