...増上寺には、昔から多くの参拝者が訪れる心願成就の寺として有名です...
...自分も亦人らしい人となることを心願として...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...殊にお掛屋(かけや)の株を買って多年の心願の一端が協(かな)ってからは木剣...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...縁結びの心願の偶像となったものとか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼と同じような心願(しんがん)を持って白竜山へ来た行者の中には...
田中貢太郎 「仙術修業」
...本当に大慈大悲の心願が起らない中に...
田山録弥 「スケツチ」
...お銀様が写経の心願を起したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしがこのごろの心願も...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしたちも心願がございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島の弁天様へ琵琶の方で特別の心願があるのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...トカク心願ガ出来ヌカラクヤシカッタ――」まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドウデ御心願ガ成就ナスッタラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを取寄せてつかってみたいとの心願を致しますけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...藝道修業に心願の筋があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人間の心の病ひをなほさうと云ふ心願のもとに生れたのです...
林芙美子 「浮雲」
...心願をこめて神(みくじ)をとってみると...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...心願(しんがん)のようにその兇刃(きょうじん)を街路の売春婦にのみ限定して揮(ふる)ったのだ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...あの人はいったいどんな心願(しんがん)があるのだろうかと...
柳田国男 「母の手毬歌」
...改めて返辞をします」「心願とは古風じゃないか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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