...われ等は心静かに知識の増進を待って居る...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...まずこれで可(よ)しと汗を容(い)れて心静かに後を跟(つ)けて...
泉鏡花 「活人形」
...心静かに養生せば...
巌谷小波 「こがね丸」
...その下に心静かに休みたい...
相馬泰三 「夢」
...いまは出家遁世(とんせい)して心静かに山奥の庵(いおり)で念仏三昧(ざんまい)の月日を送っている師匠の鰐口の耳にもはいり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...彼はそこに滞在しながら心静かに養生(ようじょう)することにしたが...
田中貢太郎 「赤い花」
...しかしそのおかげで学者は心静かに落着いて各自の研究に没頭していられるのかもしれない...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...さらに自ら指揮して彼女(かれ)がために心静かに病を養うべき離家(はなれ)を建て...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...心静かに私は語りたいと思う...
豊島与志雄 「秦の出発」
...心静かにくゆらすのである...
豊島与志雄 「蓮」
...箭(や)を放つときは心静かに落ちつけて...
新渡戸稲造 「自警録」
...吾人(ごじん)も少しく心静かにおのれを省(かえりみ)ると...
新渡戸稲造 「自警録」
...最も心静かに聴けるものだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...心静かに取上げたのは言うまでもなく短刀...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心静かに拝んでいると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心静かに研究をして居りましたが...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...心静かにしたがいい」「ありがとう...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...いよいよ、明後日のことになったな」「近づきましてございます」「明日は、久しぶりに登城、殿様にごあいさつ申しあげ、心静かに、一夜を待ちたいものだ」「それにしては、あまりにご来客が混みあいまする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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