...其の数の多いところから無くなると云ふ心配のない紙に書かれなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ご心配のないように...
海野十三 「火星兵団」
...絶対に発見される心配のない...
江戸川乱歩 「影男」
...生活の心配のない人は羨しい...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「今年の抱負」
...御心配のないようにといい慰めている中に...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...外部からの襲撃をうける心配のない人造島では...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...こういう映画はいくらあっても決して有り過ぎる心配のないものであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...いく度云っても云い過ぎる心配のないことでもあると思われる...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...決して滑稽視される心配のないものなのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その金を一カペイカだって取られる心配のないことをよく知っているからであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...小さな柩の前に回向した後A君とわたしはもう雨の心配のない曇った空を見上げた...
永井荷風 「写況雑記」
...追討や返討の心配のない場合だけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...切られる心配のない町人共で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...およそめんどうな波風をおこす心配のない間柄であるうえに...
久生十蘭 「川波」
...天井の抜けるような心配のない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...粗服の女だちとあとに心配のない程度で金を分けあつた...
室生犀星 「巷の子」
...万一泥棒が這入っても心配のないようにコンナ仕事を頼むんだ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...少しも心配のない暮しをしておりまするで...
吉川英治 「三国志」
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