...其の数の多いところから無くなると云ふ心配のない紙に書かれなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ご心配のないように...
海野十三 「火星兵団」
...むろん敵国に対して自国を危うくする心配のない程度に限られねばならぬ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...御心配のないようにといい慰めている中に...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...誰かに聞かれそうな心配のない時は驚くほど大声を発することがあり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いちばん心配のないミサ子は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...いく度云っても云い過ぎる心配のないことでもあると思われる...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...決して滑稽視される心配のないものなのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その金を一カペイカだって取られる心配のないことをよく知っているからであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...追討や返討の心配のない場合だけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心配のない堅苦しいタイプだと思っていたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...心配のない、笑い交す夜と、疲れた親密な昼とが二人の上を通り過ぎる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...誰にもみつかる心配のないところに隠してあるんです...
山本周五郎 「季節のない街」
...サックまで付けて今夜は只の十五銭……折れるの曲がるのという御心配のないメリケンスチールの精製品……ハイ只今――」これだけの口上を聞けば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...決してソンナ心配のないように致しますので……」羽振学士の顔色が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...少しも心配のない暮しをしておりまするで...
吉川英治 「三国志」
...ご心配のないように...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まず心配のないことじゃ」「いいえ!」お米は熱を打ち込んで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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