...心身ともに萎靡(いび)し終らんとす...
有島武郎 「星座」
...心身ともにヘトヘトになっていた時G中尉が現れ...
石川欣一 「比島投降記」
...心身ともに疲労困憊している彼の頭の中で...
石川欣一 「山を思う」
...心身ともに自分の思ふままにならず...
石川三四郎 「浪」
...私はただ心身ともに疲れ...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...心身ともにへたばって...
太宰治 「HUMAN LOST」
...私は心身ともに爽快な数日を過すことができた...
外村繁 「澪標」
...飲んだあとは心身ともに虚脱的になり...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...心身ともに疲れはてぐたぐたになっていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心身ともに肥え太った人たちのようでした...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...そして私は心身ともに憔悴してゆくばかりで...
豊島与志雄 「憑きもの」
...そして心身ともに以前に倍しておすこやかになり...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...僕は心身ともにめちやくちやになりましたよ...
林芙美子 「浮雲」
...感覚的には惜しみなく機知も見せてくれるということで心身ともに言うことなしの人ということになるのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...小さいようだが心身ともに相当影響しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心身ともに疲れてしまった...
吉川英治 「三国志」
...心身ともに疲れたことであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...軈(やが)て、さんざ番犬共に咆えつかれた揚句、夜眼(よめ)にも瀟洒(しょうしゃ)な文化住宅と、外燈の描くぼんやりした輪の中に「木島」の表札を発見した時は、もうその無意味な仕事の為に、心身ともに、泥のように疲れ果てていた...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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