...彼の言動で心証を悪くすることが多い...
...彼女の議論の仕方は心証を良くする...
...心証が定まらないまま会議が進んでいった...
...彼の姿勢は敬意をもって心証を持つことができる...
...心証を改善するために、まずは自分の考え方を変えなければならない...
...後で検事の心証を害する虞れがある...
海野十三 「地獄の使者」
...可也(かなり)悪い心証を与えた様子であった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...自首したというのでむしろ加害者の方の心証がよく...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...大使館方面であまりいい心証を持っておりませんから――それがよくわかっておりますから...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...少しでも憲兵隊の心証を害(そこ)なってはいけないと...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...奥畑家の心証を害するばかりだと思います...
谷崎潤一郎 「細雪」
...事実この音公は、米友を馬泥棒以外の何者とも解釈のしようがなく、見物の人々も馬泥棒の仕業(しわざ)とよりしか米友の仕業を信じ得べき事情を知らないから、すべての環境も、心証も、いよいよ以て米友を不利なものに陥れてしまうのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「神識気質未だ分れざるところを体認心証して...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「…………」青いやるせない顔と、狐のようなキョトキョトした態度は、金六の心証を、最悪の方面へ引摺り込みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これが係官の心証をよくした...
久生十蘭 「金狼」
...心証がわるくなるばっかりで...
宮本百合子 「刻々」
...どんなにその時の私がまた御心証を悪くしたことかと悲しまれます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...警察のほうで心証を悪くし...
山本周五郎 「季節のない街」
...近所隣りの家族たちに同情的な心証を残しておくと...
夢野久作 「冗談に殺す」
...内府の心証を損(そこ)ねておる治部殿にとっては...
吉川英治 「大谷刑部」
...もし使者の張遼の心証を害して...
吉川英治 「三国志」
...そう見えては袁紹の心証がよくあるまいと察して...
吉川英治 「三国志」
...上司の心証も大へんひびきが違ってくる...
吉川英治 「新・水滸伝」
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