...それに関する丹念な心覚えを書きとめた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...心覚えに書きとめておいたのかも知れない...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...心覚えに書きつけて置いたものと仮定するのです...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...御上(おかみ)には御心覚えあらせられるかあらせられぬか...
江見水蔭 「備前天一坊」
...松本英子が心覚えを書きつける手帳も...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...房一にはその男が近在のどこの部落の者だか心覚えがなかつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...程経(ほどへ)て妻(さい)の心覚(こころおぼえ)につけた日記を読んで見て...
夏目漱石 「思い出す事など」
...物心覚えてより工場に入り六時より六時...
根岸正吉 「織工」
...その隠し場所を書いた心覚えの書付けがあるに違いない――とね」「その通りさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楽譜の心覚えや演奏上の注意やを書き入れるのは...
野村胡堂 「死の舞踏」
...呂昇のことを心覚えに記しておいた古いノオトを出して見た...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...心覚えの方向を取って進んで行った...
本庄陸男 「石狩川」
...その川には私心覚えがあるようで珍しかったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...留吉は心覚えの両親の墓石を眼で捜してゐたが)あゝ...
三好十郎 「地熱」
...研究によって得られたいかなる決心覚悟にもその堅固さにおいて少しもゆずらないほどの高い階段に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同様な決心覚悟が庶民の日常生活の中にもあることを指摘することを忘れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほんの心覚えだけに...
吉川英治 「江戸三国志」
...つまりそれは仮りに定めた「物指(ものさし)」というものとの相対的な心覚えにしか過ぎません...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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