...大統領のせっかくの心理的な着想が弱められてしまう)逃避の第一着手として...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...心理的なものなんだ...
太宰治 「斜陽」
...心理的なるものを取り扱う心理学とが...
戸坂潤 「科学方法論」
...真理も心理的な意識とは独立な真理自体でなくてはならぬ...
戸坂潤 「辞典」
...――新カント主義者達は経験的なものを一口に心理的なものという...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それは余りにも心理的な反省に欠けた人に違いない...
中島敦 「南島譚」
...この主体を単なる意識と考えることによって経験を心理的なものとしたばかりでなく...
三木清 「哲学入門」
...そしてこれは感性が彼において單に心理的な作用と考へられず...
三木清 「認識論」
...あんな心理的な答えをして生きている娘さんを...
宮本百合子 「女の歴史」
...これらの心理的な現象をとく力は...
宮本百合子 「現代の主題」
...彼から見れば所謂心理的な雑談をしかけ...
宮本百合子 「刻々」
...日本の映画も追々心理的なものを捕えて表現しようとしているところへ迄来ている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その事自体より複雑な不快をあなたに与える心理的な性質をももっていると思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういう心理的なふくらみというものを考えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もつと心理的な描法によらねばならぬのだ...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...知性の改造という心理的な要求の叫ばれて来たのもこのあたりに理由があるのであろう...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...ダルメイダはその心理的な効果に一層力を入れた...
和辻哲郎 「鎖国」
...その心理的な効果もまた大きかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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