...驕気と自己中心性がその人の欠点だと思う...
...心性の自動作用と刺戟(しげき)に応じて起る無意識作用であると説明すればいいだろう...
田中貢太郎 「狐狗狸の話」
...その無心性は、よき練習と行きとどいた技術の「冴え」をもたらすものである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...彼の心性高潔にして些の俗気なき事以て見るべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...諸動物中にも特種の心性の発達に甚だしく逕庭がある...
南方熊楠 「十二支考」
...獣の中には色々変な心性の奴もあって大食獣(グラットン)とて鼬(いたち)と熊の類の間にあるものは...
南方熊楠 「十二支考」
...両舌の心性を伝染したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...人の諸心性を諸動物に比べた中に...
南方熊楠 「十二支考」
...心性もまた大いに差(ちが)う...
南方熊楠 「十二支考」
...ほとんど人と異ならざる心性あるを示す由を記し...
南方熊楠 「十二支考」
...猴の心性について汎論した一章あって煩と簡との中を得居るからその大略を述べよう...
南方熊楠 「十二支考」
...されどその心性人に類せる点多きは真に驚嘆すべし...
南方熊楠 「十二支考」
...決してそんなもので彼らの心性や人間を判断してはいけない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)けれどもその心性・良心・に至っては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あれ一つ見ても日本婦人の優美なる心性が窺(うかが)われるとまで激賞した...
柳田国男 「木綿以前の事」
...元来彼らは卑しい心性しかない...
吉川英治 「三国志」
...玄徳はすぐ書簡を書いて、瑾(きん)へ渡したが、「予の義弟(おとうと)の関羽は、心性率直、情熱は烈火に似(に)、われすらなお懼(おそ)るるほどの男だから、衝突しないように、よく気をつけて語るがいいぞ」と注意してやった...
吉川英治 「三国志」
...本来清浄なる人間の「心性」によって打ち克たれ...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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