...それでも幾分か心待ちには...
芥川龍之介 「報恩記」
...昼から来るかとの心待ちも無駄であった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...申渡しの役を引受けてくれるだらうとお心待ちになつて居られたのに違ひございませぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...王は女のくるのを心待ちに待っていた...
田中貢太郎 「蘇生」
...心待ちに待つてゐるが今日は駄目だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...その帰りを心待ちにした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...わたしは絶えず何ものかを心待ちにし...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...打解けてわたしに話しかけはしまいかと心待ちにしていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...心待ちに待ちもした...
徳田秋声 「新世帯」
...それでも心待ちにしていたが...
豊島与志雄 「好意」
...美津子の結び文を心待ちにし...
豊島与志雄 「春盲」
...思いがけなく……実は心待ちにしていたのだが...
豊島与志雄 「白血球」
...機械の仕上りを心待ちに待っていたものですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...壽命の毒だぜ」平次はさして驚く樣子もなく――實は心待ちに八五郎の報告を待ち乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一週間ばかり心待ちに待っていたがトウトウ来ない...
夢野久作 「爆弾太平記」
...久しく心待ちにしていたであろうことは想像に難くない...
吉川英治 「三国志」
...ひそかな天皇のお心待ちは...
吉川英治 「私本太平記」
...心待ちしていた消息でも手にしたように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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