...犬や猫に会えるときをも心待ちにしており...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...心待ちに待つばかりだつた...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...また何かいい出すだろうと心待ちにしていたが...
有島武郎 「或る女」
...葉子は興録が事務長のさしがねでなんとかいいに来るだろうとひそかに心待ちにしていた...
有島武郎 「或る女」
...心待ちにしていた井谷がなかなか現れそうもないので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...心待ちに待ちもした...
徳田秋声 「新世帯」
...彼は往來を歩きながら心待ちに待っていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...中野さんは心待ちにはしていたものの...
豊島与志雄 「叔父」
...隣室(となり)の竜之助は心待ちにもなるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...心待ちする俺だった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...心待ちに私を待って入(い)らしったでは御座いませんか」「エ?」図星を指されて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...手前の来るのを心待ちに待っていたのさ」「物好きも満更(まんざら)無駄じゃなかったわけで」「ハッハッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心待ちに待つやうになつてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さうして、心ひそかに、昨日山へ行つた富岡の帰りを、心待ちにして、ゆき子は全身が待つ事に集中してゐた...
林芙美子 「浮雲」
...佐々兼武でも來てくれれば何かの處置の仕方が考えられない事もないと思つて心待ちにしたが...
三好十郎 「肌の匂い」
...見えられるのを心待ちにしていたのだ」「将軍...
吉川英治 「三国志」
...心待ちに帰邸を待っておるぞ」「はっ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...心待ちにしていたお綱...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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