...いく分かの尊敬を受けるために...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いく分か眉をしかめながら『何んですそんな頓狂な声を出して...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...青い頬にいく分か興奮して血の気がのぼっているが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...多分いく分か生活が明るみへ出てゐるだらうと想像したところから...
徳田秋声 「花が咲く」
...その全体を実現することはできずともいく分かすることはできる...
新渡戸稲造 「自警録」
...只今この喧(ざわ)めきの中にあつて、すぐに心にうかんできた、この句こそ、つね日ごろ、愛誦してゐたとはいへないでも、心に忘れ得ず、いく分かは、今日のわたくしの、根(ね)として養つてくれた、思想の一部分であることを信じます...
長谷川時雨 「吾が愛誦句」
...いく分か自分の気を高尚にもっていて...
三宅花圃 「藪の鶯」
...いく分か奥浄瑠璃の「衣川合戦談」...
柳田国男 「雪国の春」
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