...それがまた心地よさそうにも思われながら...
伊藤野枝 「わがまま」
...そこには安楽椅子が心地よさそうに引き寄せてあり...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...その心地よさが骨髄に沁みるようであった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...なにもかもが飛び去ったあとのような心地よさで独り...
田中英光 「オリンポスの果実」
...早くも心地よさゝうな寝息を立てたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...心地よさそうに寝ていたが...
田山花袋 「田舎教師」
...雨あがりの地面のしめやかな心地よさ……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さも心地よさそうに眠っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...殊にも居心地よさそうに見えました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...心地よさは、やはらぎを與へるものである...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...ただに涼風(すずかぜ)に吹かれる束(つか)の間(ま)の心地よさを...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...軒近く青木の茂る心地よさそのごと子等の丈伸びてゆくいつもみづみづしい大きな葉を拡げて四時変ることなく真赤な頬つぺたのやうな色の実さへ一杯つけてゐる青木は成るほどさういはれて見ると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...清潔なギロリの心地よさ! 日本文学における河童(特に近代の)は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大変居心地よさそうよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その急激な変化に比較できる程の心地よさがほかにあるだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心地よさそうに眼をつむって掻いている...
矢田津世子 「神楽坂」
...さも心地よさそうに溜息(ためいき)をついた...
山本周五郎 「似而非物語」
...蓮花の上には心地よさそうに小さな仏がすわっている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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