...まさに人道を破壊しようとする身であると心付いて...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...主税はふと心付いて...
泉鏡花 「婦系図」
...さりとは露ほども心付かざりしこそ...
巌谷小波 「こがね丸」
...ランスロツトが好意の心付けを(kindly-meant advice)顧みずに(put aside)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...この説先年は心付き候えども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...犬と持主に心付けを忘れぬように」「しかるべきものを調(ととの)えまするでござりましょう」「その時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...さう聞いて見ると同じ一册のうちにも子規といふ名で俳句が出て居るのに心付いた...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...「尤(もつと)も此(この)位(くれえ)ぢや旦那(だんな)も大目(おほめ)に見(み)てくれべえから心配(しんぺえ)はあんめえがなよ」勘次(かんじ)は直(すぐ)にお品(しな)の病氣(びやうき)に心付(こゝろづ)いて恁(か)ういつた...
長塚節 「土」
...其(そ)の衣物(きもの)は」「本當(ほんたう)にまあ」おつぎは始(はじ)めて心付(こゝろづ)いたやうで「先刻(さつき)土手(どて)さ行(え)く時(とき)...
長塚節 「土」
...小さい健三がふと心付いて見ると...
夏目漱石 「道草」
...また心付くも無頓着なるごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...少しばかりの心付けと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いやしくもこれに心付きたる者は...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ははアと心付いて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...暫くして女がふと心付くと...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...東北の地名のカヌカに関するお説を見て心付くのは...
柳田國男 「地名の研究」
...秀之進は船頭に心付けをやり...
山本周五郎 「新潮記」
...いつかしらず歌舞伎座の方を向いて歩いておりますのに心付きまして...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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