...何処(どこ)に最も好く民心を得るものが在るかを直ちに知って...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...その歓心を得るに汲々(きゅうきゅう)たる態度を取る...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...天下の人心を得るだけに...
大町桂月 「石田堤」
...女に対(むか)っている刹那(せつな)――その愛した女の歓心を得るには...
田山花袋 「蒲団」
...時雄が芳子の歓心を得る為めに取った「温情の保護者」としての態度を考えた...
田山花袋 「蒲団」
...彼れが黨與の歡心を得るも亦此に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れが党与の歓心を得るも亦此に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...クリストフは彼女の贔屓(ひいき)心を得ることができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...広く人類一般にこれを施行する事に依って初めて人類が生活の真正の安定心を得る事が出来...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...今まで自分の安心を得る最後の手段として...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな事は起る気遣(きづかい)はないと決めるのが一番安心を得る近道である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...起らぬとする方が安心を得るに便利である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...わたくしはそこに安心を得ることが出来ようと存じたのでございます...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...父のさう云ふ訴へは多少私の歓心を得る為めのやうでもあつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...それは人々の心を得ることにはならず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人心を得る道ではありません」孔融(こうゆう)のことばが終る頃には...
吉川英治 「三国志」
...歓心を得ることにぬかりなく努めたので...
吉川英治 「三国志」
...「いかに民心を得るか」を...
吉川英治 「源頼朝」
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