...それが渡瀬にとってはかえって冒険心をそそる種になった...
有島武郎 「星座」
...それが嫉妬心をそそるもとになるということも知ってるけれど...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...草野の細君というのはただお前の心をそそるための手段で...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...心をそそるような冷かさに静まり返ってきて...
豊島与志雄 「影」
...大留のうちには少年の心をそそるようなものがいくらも在った...
豊島与志雄 「少年の死」
...子供たちの心をそそる...
豊島与志雄 「女客一週間」
...靴屋の仕事だけがあんたの心をそそるというわけね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これは好奇心をそそる問題であるし...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...両の眼が人の心をそそる……こんな娘から恋をしかけられ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その永井の隱し立てが私達の好奇心をそそるのだ...
堀辰雄 「「繪本」」
...そこには特に人の心をそそるやうなところはないのに...
堀辰雄 「姨捨記」
...つまらぬ好奇心をそそるに過ぎなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...たしかに近代的好色男(すきもの)の心をそそる肉體であらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...何かしら彼の好奇心をそそるような寂然とした自分の足音の反射...
室生犀星 「幻影の都市」
...何か一緒に暮したい心をそそるものがあるのです...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...博物学者の心をそそる所です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...功名に燃えやすい青年の心をそそるように...
吉川英治 「三国志」
...なかなかもののあわれも蕩児(とうじ)の心をそそるのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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