...彼の本はおそらく私のこの雑文集に何十倍するだけの心の糧を諸君に提供するに違いない...
伊丹万作 「広告」
...心の糧を得たとは云ひ難い...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...心の糧(かて)を得...
高浜虚子 「俳句への道」
...先生というものの存在そのものが心の糧(かて)となり医薬となるのであった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...心の糧としてゆきたいのだ...
豊島与志雄 「秦の出発」
...彼女はそれを自分の心の糧(かて)とした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幾多の人の心の糧(かて)となったかわからないのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...心の糧(かて)は何処にも得られないまゝで只憑(つ)かれた人として故郷へ戻つて来たのだが...
林芙美子 「浮雲」
...私達は唯口誦することによつて心の糧とするばかりである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それが見事に固定されて人心の糧となつてゐるのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...わが心の糧――深き夢をば求めました...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...意味の深い心の糧(かて)となつて了つた...
三島霜川 「平民の娘」
...心の糧を送ろうとして...
宮本百合子 「公のことと私のこと」
...自然の容相にどんな心の糧を見出しているのだろうか...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...否むしろ未来にさえ繋(つな)がる新鮮な心の糧を豊かに含んでいる事を見出されるでしょう...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...殊に地獄は私の心の糧だったから...
横光利一 「欧洲紀行」
...心の糧を求めるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...仏教芸術によって心の糧(かて)を与えられた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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