...かくてある場合には「感心しない」という目的のもとにわざわざ劇場に足を運ぶというような理解し難い現象をさえ生ぜしめるにいたつたのである...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...飛行機じゃあるまいし、戦車の宙返りは、感心しないぞ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...その男のすばらしいウイットに感心しない訳には行かなかった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...よほど用心しないといけない...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...きょうは用心しないといけませんぜ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...用心しないとあぶない土地だ...
高見順 「いやな感じ」
...実は少しも改心しないで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...このごろの感冒(かぜ)は本当に用心しないといけないわ」おりから小間使いの紅茶を持ち来たりて千鶴子にすすめつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...こいつは少し感心しないね...
徳永直 「工場新聞」
...特種とか普遍とかいう言葉の使い方も又その字さえも(遇然は偶然の方がよく特種は特ダネではないのだろうから特殊と書くべきだろう)感心しないけれども...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ところが訳には遺憾ながら感心しない個所が多い...
戸坂潤 「読書法」
...この町はどうもあまり感心しないよ』『父ちゃん...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...尾崎君も餘つぽど用心しないと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...なんじらは多くのすずめにまされり」この言葉を聞いて安心しない者があろうか? 神にお委せしておきさえすれば...
永井隆 「この子を残して」
...あんまり感心しないよう...
中里介山 「大菩薩峠」
...初さんは毫(ごう)も感心しない...
夏目漱石 「坑夫」
...用心しないとやられるぜと注意した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...自分の無智を嘆きながらに彼女の多読を別に感心しないのは何故かなどゝ思ふ...
牧野信一 「五月のはじめ」
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