...彼は温和怜悧な性格で、人から愛される存在だ...
...その老人の温和怜悧な表情に、周りの人々は安堵感を覚えた...
...温和怜悧な語り口で、先生は生徒たちに物事を教えていた...
...彼女は温和怜悧な口調で、子どもたちに話しかけていた...
...温和怜悧な風貌で、政治家は選挙で人気を得ていた...
...怜悧(れいり)な魔子は何も彼も承知していた...
内田魯庵 「最後の大杉」
...生出(せいしゅつ)する処の児輩(こら)は却て健康と怜悧(れいり)たるが如し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...俯向(うつむき)に轉倒(ころ)ばしゃったな?今(いま)に一段(もっと)怜悧者(りこうもの)にならッしゃると...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...怜悧らしいの)が眼前に浮び出る...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...怜悧(れいり)そうにちろちろ光っていた...
徳田秋声 「爛」
...もちろんアントアネットは怜悧(れいり)だったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女はきわめて怜悧(れいり)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その怜悧そうな眼差と気品ありげな顔立とに気を惹かれて...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...マグロアールは怜悧(れいり)活発で善良な風をしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あのムク犬は怜悧(りこう)な犬ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等は怜悧(れいり)で...
中島敦 「光と風と夢」
...怜悧な人が世の中におる...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...馬より少し怜悧な人間にならうと思ツて...
三島霜川 「解剖室」
...狗頭猴のこの種は至って怜悧で...
南方熊楠 「十二支考」
...この人のだれよりも怜悧(れいり)な性質は見えるものの...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...怜悧(れいり)な頭で色々に考えて見た...
森鴎外 「雁」
...怜悧な玉ちやんは聞耳(きゝみゝ)を立てて...
森鴎外 「半日」
...多くの怜悧なるボサマたちの暗記とを必要としたのだが...
柳田国男 「雪国の春」
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