...彼は温和怜悧な性格で、人から愛される存在だ...
...その老人の温和怜悧な表情に、周りの人々は安堵感を覚えた...
...温和怜悧な語り口で、先生は生徒たちに物事を教えていた...
...彼女は温和怜悧な口調で、子どもたちに話しかけていた...
...温和怜悧な風貌で、政治家は選挙で人気を得ていた...
...君は怜悧過ぎる癖にまた隨分拔作でもあるから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...怜悧(りこう)々々...
泉鏡花 「悪獣篇」
...葦笛を發明するほどの怜悧明朗の神であるが...
太宰治 「諸君の位置」
...悪ケレバ悪イホド怜悧デアルコトガ必須条件デアル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...私供の十歳よりはずっと怜悧であると思ふ...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...」「比較的真正直な怜悧な……いや何だかよく分りません...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...息子(むすこ)たちや夫はあまりに怜悧(れいり)すぎると思っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはもとより怜悧(れいり)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...怜悧(れいり)な人々がなすように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きわめて狡猾怜悧(こうかつれいり)な快青年であったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...怜悧な人が世の中におる...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...ところがその町の町長は大へんに怜悧(りかう)な人だつたから...
牧野信一 「不思議な船」
...」と怜悧(りかう)に諦(あきら)めた...
三島霜川 「平民の娘」
...僕はこの怜悧で活溌な娘が嫌ではないが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...妾ヤングの怜悧(りこう)なのに感心しちゃったわ...
夢野久作 「支那米の袋」
...しかも余っぽど怜悧(りこう)な奴等じゃ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...が――いかに彼が怜悧(れいり)でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...怜悧(れいり)な快活(くわいくわつ)な...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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