...彼は温和怜悧な性格で、人から愛される存在だ...
...その老人の温和怜悧な表情に、周りの人々は安堵感を覚えた...
...温和怜悧な語り口で、先生は生徒たちに物事を教えていた...
...彼女は温和怜悧な口調で、子どもたちに話しかけていた...
...温和怜悧な風貌で、政治家は選挙で人気を得ていた...
...をさなくて又怜悧(さかし)げなる顏...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...唯(た)だ何(ど)れも未開の国で野法図(のはふづ)に育つたお庇(かげ)に歴史に功蹟を遺すだけに進歩しなかつたが其性質の勝(すぐ)れて怜悧で勇気のあるのは学者に認められておる...
内田魯庵 「犬物語」
...飯粒(めしつぶ)に釣(つ)らるゝ鮒男(ふなをとこ)がヤレ才子(さいし)ぢや怜悧者(りこうもの)ぢやと褒(ほ)めそやされ...
三文字屋金平 「為文学者経」
...それにも拘らず怜悧(りこう)なるヒルミ夫人は...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...むりに押し分けたような雲間から澄みて怜悧(さか)し気(げ)に見える人の眼のごとくに朗(ほがら)かに晴れた蒼空がのぞかれた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...口こそ利けね怜悧な器用な華美(はで)な職人風のイナセな若者であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女の方がアーダよりも怜悧(れいり)だと推察した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らは彼よりもいっそう怜悧(れいり)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一寸文学をも弄べるだけの怜悧な才能と...
豊島与志雄 「小説中の女」
...取引所や宴席で世間馴れのした怜悧そうなその様子を暫く眺めてから...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...ごく怜悧(れいり)な者でなければその四つの道のうちを選択することは困難であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さもなければ怜悧(りこう)な鮭(さけ)が澱(よど)みに隱(かく)れて動(うご)かぬ白晝(ひる)の間(あひだ)のみぐつたりと疲(つか)れた身體(からだ)に僅(わづか)に一睡(すい)を偸(ぬす)むに過(す)ぎないので...
長塚節 「土」
...相貌怜悧(れいり)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...」と怜悧(りかう)に諦(あきら)めた...
三島霜川 「平民の娘」
...ただ母君の叔父(おじ)の宰相の役を勤めていた人の娘で怜悧(れいり)な女が不幸な境遇にいたのを捜し出して迎えた宰相の君というのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...怜悧(れいり)らしいあの女がそれに気が附かずにいる筈(はず)はない...
森鴎外 「百物語」
...物売りとしては怜悧(れいり)であったかも知れぬが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...然れども怜悧(れいり)...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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玉虫色 機嫌を損ねないように 拿
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