...発熱倦怠、身心が痛む、ぢつとしてゐると、ついうと/\とする、甘酸つぱいやうな、痛痒いやうな気分である、考へるでもなく考へないでもなく、生死の問題が去来する、……因縁時節はどうすることも出来ない、生死去来は生死去来だ、死ぬる時は死ぬる、助かる時は助かる...
種田山頭火 「行乞記」
...あらゆる愚痴をこぼしていた、もう歩けない、もう息がつけない、頭痛がする、足が痛む、眼が痛む、胃が痛む、心が痛む、などと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は心が痛むのを感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...良心が痛むのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...(傍白)「この世の中で心が痛むのは...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...お前のためにわたしの心が痛む...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...』さうして今更にあなたの頬のやつれに心が痛む...
水野仙子 「道」
...その事を考へると僕は實にたまらない!』彼は心が痛むやうに頭を掴み...
水野仙子 「道」
...私たちとして何と心が痛むでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...草花のしおれるのを見てはそれほど自然に対する愛のあるのでもない浅はかな人さえも心が痛むのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頭の心が痛むのに気が附いた...
森鴎外 「鼠坂」
...思いだすたびに心が痛むのは...
山本周五郎 「橋の下」
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