...入口を入る時心がまえが出来ていたつもりにも拘らず...
梅崎春生 「日の果て」
...教会または国家から教訓を引き出す心がまえがあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いつ死んでも悔いない心がまえを持ちつづけている...
種田山頭火 「述懐」
...どうにもならないのだ! わたしは一生懸命に心がまえをして...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それにはそれだけの準備もいれば、心がまえもいる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...彼ら家中の気持もこの心がまえに近よっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...という心がまえができているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...「生い立ちの記」を年毎に月毎に日毎に書き記して置きたい心がまえである...
宮本百合子 「暁光」
...かねて心がまえしたりしが...
森鴎外 「みちの記」
...わたしは家を出る時からちゃんとその心がまえでいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たった今、恋と職分との、明白な差別と、心がまえを、理非をわけて、聞かされたばかりであっても、お次には、眼のまえで、姉が縄目にかかるのを、見てはいられなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...お心がまえの暇(ひま)もいかがかと」高氏は...
吉川英治 「私本太平記」
...城中一般の心がまえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...捨て去る者には捨て去るものの心がまえがあるのであろう...
吉川英治 「親鸞」
...師弟の心がまえを固めてきたところであるが...
吉川英治 「親鸞」
...口賢い法語や呪文(じゅもん)で誤魔化すだろうと心がまえしていた人々は...
吉川英治 「親鸞」
...士(つわもの)たちの指揮、心がまえ、忠義一すじの鍛え、皆お汝(こと)が軍配と徳にあること...
吉川英治 「日本名婦伝」
...彼にも多少は平常(ふだん)にあった侍の心がまえというものを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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