...心ある読者は卓越した文芸評論家小林の盲人蛇におじぬ態度か...
戸坂潤 「思想としての文学」
...心ある者は彼をあやぶみきっていたが...
中里介山 「生前身後の事」
...「うむ、比留間与助、知ってる、桜井なにがし、あれも名前は聞いている、それから三番目……のはどうしたんだ、白紙(しらかみ)を頭から貼りかぶせたのは不体裁(ふていさい)極まるじゃないか」その口調にこそ相異はあれ、たった今、がんりきの百がしきりに憤慨したのと同じ動機に出でているので、心ある人ならば、誰もその無下な仕方を不快に思わないものはないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...心ある旅人に忘れられない印象を与えるところのものになっておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...心ある友人は彼を馬鹿にしながらも訪ねるのを遠慮するようになった...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...人心ある子弟ならば理も非も問はずして何事も後日の事に附し...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...彼重井(おもい)の変心を機として妾を誑惑(たぶらか)さんの下心あるが如くなお落ち着き払いて...
福田英子 「妾の半生涯」
...去年手心あるものだから安心して出来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あらゆる心あるものにこの問題につき思い当らせたのであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これは心ある日本人をして 何となくばつの悪い思いをさせた...
宮本百合子 「観光について」
...まったく二心ある人間は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同藩の朋友(ほうゆう)に絵心ある者がござって...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...これらの二心ある醜類をことごとく軍律に照して断罪に処すべきでしょう」荀攸(じゅんゆう)がそばからいうと...
吉川英治 「三国志」
...一燦(さん)のうちであろう」心ある者はみな歎いた...
吉川英治 「三国志」
...「士道を悟った」心ある者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...心ある武門のあいだには...
吉川英治 「新書太閤記」
...心ある武士ほど良馬を持とうとした...
吉川英治 「源頼朝」
...そのほか小幡門下の義心ある者を糾合(きゅうごう)して……」「旅先で討つといわれるのか」「そうです...
吉川英治 「宮本武蔵」
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