...辛辣恐るべき象徴である...
芥川龍之介 「上海游記」
...しかし列強の攻撃を受け戦況不利になったフランスは一七九三年徴兵制度を採用する事となった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...これはすでに言葉に捕(とら)えられている徴候である...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...われわれの生活はその象徴(シムボル)からそんなに遠方を通り去り...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...探偵に頼んでその判断を徴する以外には...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...音羽川せき入れて落す滝つせに人のこゝろの見えもするかなとあるのに徴(ちょう)して明かで...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...石油ランプはまた明治時代の象徴のような気もする...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...人間苦の象徴たる「人の子」の運命の確立によって...
豊島与志雄 「文学以前」
...李徴の聲は叢の中から朗々と響いた...
中島敦 「山月記」
...李徴の聲は併し忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻つて...
中島敦 「山月記」
...特徴的な脈は大部分の病気において記載されている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...僕のほうは徴用だ...
久生十蘭 「ノア」
...上古の人が遺した石製の斧や槌は雷斧、雷槌など欧亜通称して、神が用いた武器と心得、神の表徴とした...
南方熊楠 「十二支考」
...これは津浪の前徴だとさとったと言うことである...
武者金吉 「地震なまず」
...逍遙子はわれに徴塵ばかりなる推察力を役することを許さむか...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...殊にその謡方(うたいかた)にそうした特徴があらわれている...
夢野久作 「能とは何か」
...何さま早い頃の假作物の特徴と謂はれる...
和田萬吉 「父兄の方々に」
...日本には大いなるキリスト教会の起りそうな徴候がある...
和辻哲郎 「鎖国」
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