...かくの如く養育された人間を道徳化し得る唯一の力は...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...江戸をさる事遠き此地にも出来逢(できあひ)のねりやうかんあるは実(じつ)に大平の徳化(とくくわ)なりといひしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此等の諸神は後に至りて、悉く道徳化して、国家社会の守護神として、遂に其天然的方面を、忘却せらるるに至りしと雖も、其発生の基礎の自然現象なるとは、其神話の中に明かに之を認むるを得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...哲学によりて道徳化せられ...
高木敏雄 「比較神話学」
...徳化大に行はれたる事蹟を述べ...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...殺を好む前(さき)の徳化県の令張某」としてあった...
田中貢太郎 「賭博の負債」
...哲学のこういう道徳化にその遠因を有っているようである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この折衷主義と道徳化を並べて見て...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...……実に西博士は創立以来わが学園のもつ我等が指標にして畏くも教育者に賜りたる勅語の『健全ナル国民ノ養成ハ一ニ師表タル者ノ徳化ニ俟ツ』と仰せられたる御聖旨に副い奉るもの...
戸坂潤 「社会時評」
...法律の道徳化なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...最近の道徳化振りは観兵式か演習かに...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その意味に於て道徳化され気質化される時であり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...学問以外に個人の徳化を及(およ)ぼさなくては教育者になれないの...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...かつ平常の徳化が少年に及ばなかったのを深く慚(は)ずるのであります...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...上(かみ)の徳化は南風の薫ずるがごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...徳化ニ浴セサルハ無ク...
南方熊楠 「作文三篇」
...いちじるしく辺土の民を徳化した...
吉川英治 「三国志」
...かかる人の率(ひき)いる民はおのずから徳化されてくる...
和辻哲郎 「孔子」
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