...彼女は微醺状態で楽しそうに踊っていた...
...お酒を飲んで微醺になるのが好き...
...今日は軽く微醺程度に飲んで帰ろう...
...デートで微醺になってしまって、失敗した...
...微醺でテンションが上がって、思わぬ言動をしてしまった...
...或時は微醺(びくん)を帶びて來て...
石川啄木 「鳥影」
...その頃練兵場であった日比谷の原を隔てて鹿鳴館の白い壁からオーケストラの美くしい旋律が行人を誘(そそ)って文明の微醺を与えた...
内田魯庵 「四十年前」
...微醺を催し來りぬ...
大町桂月 「金華山」
...いつも微醺の程度で...
太宰治 「右大臣実朝」
...ただ微醺(びくん)をもたらす玉杯なれ...
太宰治 「人間失格」
...微醺(びくん)を帯びたチラチラする眼で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...黒繻子(くろじゅす)の帯の間からコンパクトを出して微醺(びくん)を帯びた顔の白粉(おしろい)を直してから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ほんのりと微醺(びくん)を帯びた眼を向けていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...微醺を帯びてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...微醺(びくん)の面(おもて)を両手で隠しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二本の徳利が空になつたけれど僕の心は混亂して居たので微醺をも帶びない位であつた...
長塚節 「開業醫」
...やがて深い惱みの色がその微醺を帶びた顏中に擴がった...
南部修太郎 「霧の夜に」
...これも微醺(びくん)は帶びて居りましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大いに微醺を享楽して貰いたいものだ...
林芙美子 「恋愛の微醺」
...すこし微醺(びくん)を帯びたまま...
堀辰雄 「曠野」
...お初は微醺(びくん)を帯びた目の下を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...微醺(びくん)をおびて奥から出てきた男を...
吉川英治 「新書太閤記」
...微醺(びくん)をおびて歩いていると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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