...彼女は微熱を感じていると言っていた...
...昨日は微熱があったけど、今日は大丈夫だ...
...コロナウイルスに感染すると、微熱が出ることがある...
...弟が微熱を出しているので、学校を休ませています...
...在宅勤務中に微熱が出てきたので、早めに仕事を切り上げた...
...二日ばかり微熱のために静養したのを土地の新聞か何かで御存じであったのであろう...
上村松園 「中支遊記」
...このごろ常に微熱を発してゐる不完全のからだながら...
太宰治 「お伽草紙」
...君もご存じのとおり、僕は昨年の春、中学校を卒業と同時に高熱を発して肺炎を起し、三箇月も寝込んでそのために高等学校への受験も出来ず、どうやら起きて歩けるようになってからも、微熱が続いて、医者から肋膜(ろくまく)の疑いがあると言われて、家でぶらぶら遊んで暮しているうちに、ことしの受験期も過ぎてしまって、僕はその頃(ころ)から、上級の学校へ行く気も無くなり、そんならどうするのか、となると眼の先がまっくらで、家でただ遊んでいるのもお父さんに申しわけがなく、またお母さんに対しても、ていさいの悪いこと並たいていではなく、君には浪人の経験が無いからわからないかも知れないが、あれは全くつらい地獄だ...
太宰治 「パンドラの匣」
...その夜から微熱が出て...
太宰治 「ろまん燈籠」
...風邪の微熱には勝てぬと見える...
太宰治 「ろまん燈籠」
...出たばかりの初夏の朝陽(あさひ)が微熱をただよわした路(みち)には...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...微熱がとれないものですから...
外村繁 「日を愛しむ」
...燈刻微熱あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...喘息(ぜんそく)や結核性微熱に対して沈静的に作用するという結果を得て...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...午後から夜にかけて多少の微熱が出ますので仕事の能率があがらず閉口しています...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...眼の前が早くも茫として額に微熱を覚えた...
原民喜 「少年」
...微熱の体を籐椅子の上に横たえていた...
水上滝太郎 「九月一日」
...では安心の御通知として(自注9)中村善男――一九三八年の夏ころ微熱を出して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...微熱の出るようなこともないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...微熱状態は当分続くと見なければならないという話であった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...微熱ばかりの六十日の間で一等高い発熱...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...食がすすまず、微熱がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...体に微熱があるせいか...
吉川英治 「親鸞」
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