...八 同上芭蕉の俳諧の特色の一つは目に訴へる美しさと耳に訴へる美しさとの微妙に融け合つた美しさである...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...微妙にものを感ずる蘆...
芥川龍之介 「僻見」
...微妙に蠕動(ぜんどう)していた...
江戸川乱歩 「影男」
...稍々(やや)微妙に過ぎ難解に感じられることが無いではなかった...
中島敦 「章魚木の下で」
...彼の眼は絶えず微妙にも正確な角度をなして活々してゐる...
中原中也 「青年青木三造」
...微妙にその感情を操作しているように見える...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...どんなにきちんと着付けてやってもいつの間にか微妙に着崩してしまうということだが...
久生十蘭 「ハムレット」
...国王のお世辞で微妙にくすぐられたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...微妙に無視されて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...微妙につくられた肉体と精神の作用を傷けることがより少い生存の条件というものを...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...つづいた病気が微妙に内的にも作用して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日本人としての彼らの心情にきはめて微妙に誇張なく調和してゐるのを覚えるのは...
三好達治 「柘榴の花」
...微妙に明るい暗示を誘い...
横光利一 「旅愁」
...微妙にして無形な天意天数の運行とを予測し...
吉川英治 「新書太閤記」
...完全に自分たちの門閥(もんばつ)で朝廷の実権を占めようとする新任の関白藤原基通(ふじわらのもとみち)や鷹司(たかつかさ)右大臣などの意志がかなり微妙に作用しているものと見て大差ない...
吉川英治 「親鸞」
...継続性と同時性とを区別する能力――これらは微妙に損なわれているようで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...力強い肩から胸と腕を伝って下腹部へ流れる微妙に柔らかな衣といい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...きわめて微妙に釣り合って感ぜられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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