...実に複雑微妙な外交的術策を用いなければいけない...
太宰治 「惜別」
...国際間の動きなぞというものは微妙な摩擦一つで思いもよらぬ方角へすっ飛んでしまうことがよくあるということは私も兼々聞いていたから...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...手がけた一件については微妙なものだから君にも打ち明けられない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...微妙な一種の感触――それもあるかなきかの――に...
豊島与志雄 「未来の天才」
...人に与える喜悦こそは微妙なもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それがまた非常に微妙なものであつたといふことを...
中原中也 「詩と其の伝統」
...微妙な色の変化は...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...微妙な美しさだけでしたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...微妙な接吻がそののちに来(く)る...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...球江にとつては微妙な氣持ちだつた...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...とても微妙な任務であり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...美と罪悪との不可思議微妙な関係に就いて研究しつつあるならば...
松永延造 「職工と微笑」
...乙女は月の光の隈なくふりそそぐ微妙な音を...
「小祝の一家」
...考えて分っていることとやって見てわかっていることとの間に在る微妙なちがいのようなところがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ひろく、微妙な意味で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いろいろ微妙な妻としての立場から心配して居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かかる微妙なる事象を一片の法律の条文...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...科学の道に入れば彼は自然と人生とに現われた微妙な法則に驚異してある知られざる力に衝き当たらずにはいられない...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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