...この微妙な関係をのみこまない人には...
芥川龍之介 「芸術その他」
...巽斎の一生を支配するものは実にこの微妙なる節制である...
芥川龍之介 「僻見」
...かかる俳優の演技のテストに際しては微妙な計算が必要である...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...大変微妙なものであるが...
大阪圭吉 「花束の虫」
...音色を決定する因子中の最も主要なものが手首の運動をつかさどるところの筋肉の微妙な調節にあるように思われるのである...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...風呂場が人間に与える微妙な影響の中で面白いのは...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...微妙な意味合いが分ってきた...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...微妙なバランスを操つる……一年の大半を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...僕は自分の靴音を琺瑯質の無限の時間の中に刻まれる微妙な秒針のやうにおもひながら歩いてゐた...
原民喜 「魔のひととき」
...さきほどの微妙な香気は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...そして彼女の微妙な心づかひがそれをそのままにしておくことを許さなかつた...
堀辰雄 「聖家族」
...微妙な旋律となつて純吉の耳にも伝つた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...微妙な季節の感覚がある...
宮本百合子 「故郷の話」
...音楽が微妙な震動数の調和で諧調を発しるような...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々の果実に負けない微妙な滋味風味があって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...微妙な腕前を示すのみならず...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...じつに微妙な変幻自在な表情を与えることができたのだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...おのずから微妙な起伏を持っているところに...
和辻哲郎 「京の四季」
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