...首は正しい位置を守つて微動もしない...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...復た突つ伏して微動もしない...
長塚節 「開業醫」
...さうして軽く体に波を打たせながら息づく外に微動もしない...
長塚節 「隣室の客」
...「ではあなたの地位は微動もしないのですね?」「そうです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...夫人は微動もしない静止状態をつづけていた...
久生十蘭 「悪の花束」
...塑像(そぞう)のように微動もしない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...微動もしない...
久生十蘭 「魔都」
...横たわったまま微動もしない躯の怖しい沈黙...
山本周五郎 「おばな沢」
...微動もしない空気は暖かく...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...幹太郎は微動もしない...
山本周五郎 「花も刀も」
...今日に至るまで微動もしないのである...
山本周五郎 「半之助祝言」
...万代ののちまで微動もしないですよ...
山本周五郎 「半之助祝言」
...幕府は微動もしない...
吉川英治 「私本太平記」
...大国美濃は微動もしないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし峰は微動もしない...
吉川英治 「新書太閤記」
...私の微動もしない頬を撫(なで)た...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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