...本所番場町七六森長七方の二階三疊の座敷に起臥し居る微々たる一職工なるが...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...その収容力はまことに微々たるものである...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...しかして人間の生来の利他心は実に微々たるもので...
丘浅次郎 「人道の正体」
...これに比すると理科に対する国民の趣味はきわめて微々たるものである...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...まだ微々たる借家住居(ずまい)をしているようでは気の毒だ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...微々たるハワイの一習俗に...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...こゝに劈頭にしかも最も長く説かれしも後の卷々における其行動は微々たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の損害なぞは真(ほん)の微々たるものに過ぎなかつたが...
徳田秋声 「のらもの」
...もって社会に誇るの工業といえどもかのワーテルロー〔一八一五年〕のときにあたりては実に微々たる幼稚の姿なりしことを...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自己を微々たるものと感ずるのは...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...一方は房総半島の漁村の微々たる沃度会社からノシ上げ...
久生十蘭 「魔都」
...實に微々たるものにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...じつに微々彷彿としてただ僅かに麝香の香いの気がするかのように感ずる程度にすぎなく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...微々たる運動のもたらす結果のいかに偉大なることよ!王者をさえ動かすこの力のいかに偉大なることよ!(マニリウス)もしも我々の徳も不徳も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...微々たる平民に至っては...
柳田國男 「名字の話」
...極めて微々たる量を...
吉川英治 「三国志」
...まことに微々たる一僻地にすぎないが...
吉川英治 「私本太平記」
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