...それで彼は「お前には力があるかどうだ」と反復自問自答した...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...再び温暖な気候が復帰したときに...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一同(みんな)は復(また)笑つた...
石川啄木 「鳥影」
...正信おどろきて、直ちに政を改めて、舊に復し、三百八十九村の民、こゝに始めて蘇生して、感泣せざるもの無し...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...幽暗不レ可二復進一...
高木敏雄 「比較神話学」
...同じ畑の中を何遍も往復して居るのを少し離れた畑で働いて居た農夫が怪しんで居るやうで少し氣が引けた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...戦いの熱(ねつ)病(やまい)の熱に中絶(なかた)えし記憶の糸はその体(たい)のやや癒(い)えてその心の平生(へいぜい)に復(かえ)るとともにまたおのずから掀(かか)げ起こされざるを得ざりしなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人間性の恢復、これが多少の先回り(?)をして日本でも予防的に問題にならざるを得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...万能の薬はラテンに復帰することにあると言ってる面白い者どももいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雨よ降るなら華やかに降つて網代と多賀の海上を勢ひよく往復するがよい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...雪が降ってからも一二度は往復していた...
本庄陸男 「石狩川」
...まだ健康がすっかり恢復していなかったため...
宮本百合子 「「ゴーリキイ伝」の遅延について」
...昇平今不復誰何...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...健康體に復したと云ふものゝ...
森田草平 「「青白き夢」序」
...反復が自由に転じ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...往復に五日近くつぶれますという...
柳田国男 「雪国の春」
...復讐気味な反抗心さえ抱いていたぼくも...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...こっそりと往復することが出来るのでした...
蘭郁二郎 「足の裏」
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