...訳文点検(てんけん)御願い致します」兵隊の声であった...
梅崎春生 「桜島」
...主人に御願いして...
江戸川乱歩 「悪霊」
...あつかましい御願ですが...
江戸川乱歩 「双生児」
...御迷惑でもぜひ枉(ま)げて御願いしとうございます」与八がほとんど嘆願するばかりにそういうと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今日は立ち入って御願いしたいことがありますので」との話...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...此事日来の御願と云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...それで御願ですから...
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」
...どうぞお孃樣にぜひ御つけ頂き度くて御願ひに上りました』との事で御座いました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...つい無理を御願して」と三千代は気の毒そうに詫(わび)を述べた...
夏目漱石 「それから」
...御隠居様に御願申し上げて頂くか...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...はなはだ勝手ながらよろしく御願い申し上げます...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...玉陵や崇元寺の拜觀のことに就いて御願をする...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...寛三郎様御嫡子御願之通被為蒙仰候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是非御入湯被下(くだされ)候様御願申上候尚々御預り申上居り候(書籍並に画の道具類)御送付可申上(もうしあぐべき)候哉(や)如何一寸御命じ被下度候九月二十七日と記されてあった...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...どうぞ御願いで御座いますから...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...何卒(どうぞ)御願いですから待って下さい...
夢野久作 「白髪小僧」
...「お気に入りの倉八(くらはち)殿(十太夫)に御取りなしを御願いするほかにはのう」内記は片目を閉じてニヤリ笑い出しながら...
夢野久作 「名君忠之」
...弥陀像は仁明妃の御願であるから入唐僧がまだ盛んに帰ってくる時代の作と思われるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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