...御難を免れるために、適切な対策を講じることが大切だ...
...彼は御難を避けようと、その場を去ってしまった...
...今回の災害では、多くの人々が御難を被りました...
...江戸時代には、御難御免という言葉があった...
...今の会社に入る前に、御難を経験したことがある...
...お前御難を見るから...
有島武郎 「骨」
...『らんぷや御難(ごなん)』は「拓(ひら)けゆく電気」に書いたもの...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...さだめし御難儀でござらう」家康は即座に正信に言ひつけて...
薄田泣菫 「小壺狩」
...けれども将軍家の御一身上に於いては、御難儀、御心痛の事もそれは少からずございましたでせうが、それと同時に、このとしあたりが最も張り合ひのございました時代のやうに見受けられぬ事もないわけではございませんでした...
太宰治 「右大臣実朝」
...大分御難の態である...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...「どうしてそれを」「御難渋の様子を拝見して...
野村胡堂 「江戸の火術」
...さぞ御難儀をなすった事だろう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そいでも、北海道から来たお父さんの手紙には、御難つゞきで、今は帰る旅費もないから、送ってくれと云う長い手紙を読んだ、寒さにはじきへこたれるお父さん、どんなにしても四五十円は送ってあげよう...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...これが大した御難で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ありあけこの堤上の桜に取っては地を固められ揺がせられ煙に巻かれるはそれは御難な事であろうから...
牧野富太郎 「植物記」
...「御難をして熱海の贔屓を頼つていく一節など如何にも実感があつて志ん生の自叙伝を聴く思ひがあつた」と当時安藤鶴夫君から東京新聞紙上で激賞され...
正岡容 「落語家温泉録」
...御難の辛さ、失恋の辛さ、みんな人生の涙の種にはちがいないけれど、それらに比べてまるで問題にもなにもならなかったほど、この「芸」の四十八坂は険阻(けんそ)だった...
正岡容 「寄席」
...物かくに御難義ならば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御前体(ごぜんてい)を取做(とりな)すよすがになるかも知れぬが……しかし殿の御景色(おけしき)がこう早急ではのう」「さればで御座るのう……御役目の御難儀...
夢野久作 「名君忠之」
...八王子の宿(しゅく)と流れあるいて来た御難つづきの旅役者の一行(こう)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...再び先夜のような御難儀にも陥ちかねませぬ」「ム...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ二つの難題だけでな」「いかなる御難題を」「あとではなす...
吉川英治 「私本太平記」
...途中御難儀かとぞんじられまする」といったような類(たぐい)の意見ばかりだった...
吉川英治 「私本太平記」
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