...御難を免れるために、適切な対策を講じることが大切だ...
...彼は御難を避けようと、その場を去ってしまった...
...今回の災害では、多くの人々が御難を被りました...
...江戸時代には、御難御免という言葉があった...
...今の会社に入る前に、御難を経験したことがある...
...」「それはさぞかし御難儀(ごなんぎ)だったでしょう...
芥川龍之介 「俊寛」
...お前御難を見るから...
有島武郎 「骨」
...昭和十三年に私が発病してからは彼女の御難時代で...
伊丹万作 「わが妻の記」
...さだめし御難儀でござらう」家康は即座に正信に言ひつけて...
薄田泣菫 「小壺狩」
...かくの如くして私は氏が危篤の報に接して駆け付けた時、病床の氏は、後に聞けばカンフル注射のためであったそうであるが、素人目には未だ絶望とも思われぬような息をついていたので、私は医師の許を受けて、「夏目さん、高浜ですが、御難儀ですか...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...けれども将軍家の御一身上に於いては、御難儀、御心痛の事もそれは少からずございましたでせうが、それと同時に、このとしあたりが最も張り合ひのございました時代のやうに見受けられぬ事もないわけではございませんでした...
太宰治 「右大臣実朝」
...風刺詩人さえ御難を蒙った...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...ありあけこの堤上の桜に取っては地を固められ揺がせられ煙に巻かれるはそれは御難な事であろうから...
牧野富太郎 「植物記」
...旅で御難をして熱海に温泉宿をしてゐるひゐき先をたよつて飛込む一節がある...
正岡容 「落語家温泉録」
...「旅で御難をしてこちらへ転げ込んできて今やっとひと息つこうてえところなんで...
正岡容 「寄席」
...御難で新聞もろくに読めなかった二人はそれを少しも知らなかったのだった...
正岡容 「寄席」
...「これは御難題――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御難つづきの人生などを予想しないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御難儀な」「いや...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...途中風雪の御難儀だけでもずいぶんえらかったことでおわそう...
吉川英治 「私本太平記」
...御難儀も多かったでしょうに...
吉川英治 「新書太閤記」
...木戸を突かれた日にゃ御難ですからネ」脱いだ合羽を片腕に垂らして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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