...御酒を飲んで一杯やりましょう...
...御酒を飲むのは好きではありません...
...御酒が好きな人は多いです...
...御酒を飲まないのは宗教的な理由であることが多いです...
...御酒は適量であれば健康にも良いとされています...
...さて次の間へ通った新蔵は、遠慮なく座蒲団を膝へ敷いて、横柄(おうへい)にあたりを見廻すと、部屋は想像していた通り、天井も柱も煤の色をした、見すぼらしい八畳でしたが、正面に浅い六尺の床があって、婆娑羅大神(ばさらだいじん)と書いた軸の前へ、御鏡が一つ、御酒徳利が一対、それから赤青黄の紙を刻んだ、小さな幣束(へいそく)が三四本、恭しげに飾ってある、――その左手の縁側の外は、すぐに竪川の流でしょう...
芥川龍之介 「妖婆」
...その葉のように廣らかにおいで遊ばされその花のように輝いておいで遊ばされる尊い日の御子樣に御酒をさしあげなさい...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一々御酒を頂戴して退く...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...この店は江戸市中にも極(ごく)少ない店で、錫の御酒徳利、お茶のつぼ、銚子などを売っていた...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...将軍家のおたのしみは、お歌、蹴鞠、絵合せ、管絃、御酒宴など、いろいろございましたけれども、何にもまして京の噂を聞く事がおたのしみの御様子でございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...けれども、どうも、それから後は、暗い、と申しても言ひ過ぎで、御ところには陽気な笑声も起り、御酒宴、お花見、お歌会など絶える事もなく行はれて居りましたが、どこやら奇妙な、おそろしいものの気配が、何一つ実体はないのに、それでもなんだか、いやな、灰色のものの影が、御ところの内外にうろついてゐるやうに思はれて、時々ゆゑ知らず、ぞつとする事などもございまして、その不透明な、いまはしい、不安な物の影が年一年と、色濃くなつてまゐりまして、建保五、六年あたりから、あの悲しい承久元年にかけては、もうその訳のわからぬ不安の影が鎌倉中に充満して不快な悪臭みたいなものさへ感ぜられ、これは何か起らずにはすまぬ、驚天動地の大不祥事が起る、と御ところの人たちひとしく、口には言ひませぬけれども暗黙の裡にうなづき合つてゐたほどでございまして、人の心も解け合はず、お互ひ、これといふ理由もなしに、よそよそしく、疑ひおびえ、とてもこの建暦二年の御時勢の華やかさとは較べものにも何もならぬものでございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...将軍家はその折すこしく御酒気だつたのでございますが...
太宰治 「右大臣実朝」
...「御酒は如何でございます...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...餘程御酒を召し上ると見えますな...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...「気晴しに、御酒を一つ...
徳田秋声 「足迹」
...「御酒と、火とを沢山...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...常よりは御酒(ごしゅ)も過ごしなされ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「小六さん御酒好き」と御米が聞いた事があった...
夏目漱石 「門」
...御酒(ごしゆ)の上(うへ)といふでもなければ...
樋口一葉 「にごりえ」
...御酒の上といふでもなければ...
樋口一葉 「にごりえ」
...御酒(ごしゅ)もおたわむれも...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御酒のしたくが調(ととの)いましたが……」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...お忘れなすったんでございましょう」「わすれ物はねえが」「御酒(ごしゅ)の……へへへへ……御酒のお払いを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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