...「御話に花が咲く」ということわざで、話が盛り上がっている様子を表す...
...彼女は御話好きで、話し始めると止まらない...
...その小説は御話調で、古風な言葉が使用されていた...
...彼はとても上品で、御話し方も素晴らしい...
...御話を伺いに来ました...
...その御話を致しますには...
芥川龍之介 「地獄変」
...摩利信乃法師(まりしのほうし)の振舞を逐一御話し申し上げてから...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その時の事を御話しましょう...
芥川龍之介 「俊寛」
...島住居(しまずまい)の御話をなさり始めました...
芥川龍之介 「俊寛」
...北見天鹽の山林との御話で思ひ出したのですが」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私が真犯人を発見するに至った径路をかいつまんで御話して置き度(た)いと思うのです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...「その河上について何か面白い御話はないでしょうか」老人は妙な顔をして余を見詰めていたが...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...貴方から直(じか)に御父さんに御話なさるんですね...
夏目漱石 「それから」
...前(ぜん)申した通り人文発達の順序として職業が大変割れて細かくなると妙な結果を我々に与えるものだからその結果を一口御話をして...
夏目漱石 「道楽と職業」
...こんな例を御話しするのはただ馬鹿らしいから御笑草に御聞きに入れるまでの事だと御思いになるかも知れんが...
夏目漱石 「中味と形式」
...それから一部始終(いちぶしじゅう)の御話をしたんです」「それから」「すると御兄(おあにい)さんが...
夏目漱石 「野分」
...吾(わ)が庭の眺(なが)めにと橄欖(かんらん)の香(か)の濃く吹くあたりに据(す)えたそうです」「それは御話? 突然なのね」「それから或(ある)日テニスをしていたら……」「あら...
夏目漱石 「野分」
...実はまだ文学の御話をするほどに講演の歩を進めておらんのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...貴方が御話しなすったじゃありませんか」健三は何とも答えずに一旦下へ置いた名刺をまた取り上げて眺めた...
夏目漱石 「道草」
...「永い間の事はまた緩々(ゆるゆる)御話しをするとして...
夏目漱石 「道草」
...わたし御話しが大好き」と云ったのはとん子で「やっぱりかちかち山の御話し?」と聞いたのはすん子である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...わたくしはこの手紙を上げる理由を御話申さなくてはなりませんから...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...何も彼(か)も御話し下されました方が悪魔を退治るのに都合がよろしゅう御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
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