...御納戸の壁紙を貼り替えたい...
...この部屋には広い御納戸がある...
...御納戸の障子を開けて風を入れる...
...御納戸から出てきた虫を捕まえた...
...家には御納戸があるけれど、あまり使わない...
...この小壺はこのまま御納戸に留めおかれますやうに」さき方から忠興の様子をぢつと見てゐた佐渡守は口を出しました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...それも当時御納戸奉行上席を以て先生自ら進んでこの下級の吏務を引受けられたものといふ...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...どうも洋服だと坐ってるのが窮屈で……」兄は糸織の小袖(こそで)に鉄御納戸(てつおなんど)の博多(はかた)の羽織を着ている...
夏目漱石 「野分」
...御納戸(おなんど)の博多(はかた)の帯を尻の上にむすんで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一色道庵が歸つて來ましたぜ」「何?」「先刻御納戸町を通つたから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御納戸町へ行つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時を移さず御納戸町の一色家に乗込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御納戸町に門戸を張って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御納戸町の自宅にお帰し下されば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御納戸町の悪五郎と言われただけの事はあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四御納戸町の河西源太というのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鉄御納戸(てつおなんど)の八間(はちけん)の深張(ふかはり)の傘(かさ)をさして...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...御納戸(おなんど)の役は勤めかねると辞退すると...
久生十蘭 「鈴木主水」
...「誰か出ていったようだな」「山岸のしづさんです」「山岸とはどの山岸だ」「御納戸奉行(おなんどぶぎょう)の山岸平左衛門さまで...
山本周五郎 「薊」
...拙者は御納戸の金を百両ちかく費消していた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...渋川ナニ吾……それは御納戸頭の渋川円吾様では御座りませぬか」「おお...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...其(その)度に御納戸色(おなんどいろ)の水が濁つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...御納戸(おなんど)! ここに出ておる火鉢は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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