...何処へ逃げても御空(おそら)から大きな眼(まなこ)に睨められたカインの顔だ...
石川啄木 「病院の窓」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...御空も暗くなるほどに廣がつた...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...瑠璃(るり)の御空(みそら)の金砂子(きんすなご)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...瑠璃(るり)の御空(みそら)の金砂子(きんすなご)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...後世(ごせ)の福(さいはひ)得べき身ぞ天(あま)つ御空(みそら)に此君を仰(あふ)ぎ見すらむ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...御空より落つるとばかり思はれて仰ぐも高き一里瀧かな甲子の瀧見は...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...一七『されば御空(みそら)のたたずまひ...
薄田淳介 「白羊宮」
...かのオルヒスのなすところ陰府(よみ)に繋がる魂を解きかのピタゴルの説くところ御空に星の樂を聞きかのプラトンの見るところ高き理想の夢に醉へ...
土井晩翠 「天地有情」
...狂ふ※もしづまりつ籠を天地と眺めては御空のをちも忘られむ理想の夢もさめ果てむ...
土井晩翠 「天地有情」
...黒い海賊船が金の御空に現れ出ます...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あゝ御空(みそら)の聖人たちよ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...粲たる七斗は、御空のあなた、傲る吾讎、北方にあり...
夏目漱石 「從軍行」
...御空腹と云う処だ...
平出修 「二黒の巳」
...定めし御空腹の事なるべし...
夢野久作 「白くれない」
...遠乗りの御空腹もあろうで...
吉川英治 「新書太閤記」
...それも作らせましょうが、深夜のお着きと申しますゆえ、御空腹とて、またきっと湯漬をと仰せ遊ばすかもしれませぬ」「いつもせっかちな子じゃてのう...
吉川英治 「新書太閤記」
...「よほど御空腹で在(わ)せられたとみゆるの」「ウむ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??