...今日は御留守でしたか?(Were you out today?)...
...御留守中に留守番電話にメッセージを残しました...
...御留守の間、お世話になりました...
...御留守でございましたから...
泉鏡花 「婦系図」
...旦那も御留守だから...
田中貢太郎 「海異志」
...父が京都の御留守居をいい付かった故と知れた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「お帰りの時のお顔色、お出ましの時のお顔色、そればかりを見ておりまして、御留守の間には、旅仕度を、只今もこれにて、腹巻を縫うておりましたが、未練ながら、これが、今生(こんじょう)での、お別れになるかと思いますと、生きているのも果敢(はか)なく覚えますが、然し、武士の妻として、いつでも、御出立出来るように、用意は――」と、云って、真綿入りの肌襦袢、刺子(さしこ)の股引、それから立って行って、腹巻に、お守札の縫込んだのを出してきて「首尾よく、荒木に、お打勝ち下されますよう――又、又――」里恵の声は、顫えて、脣(くちびる)は痙攣(けいれん)していた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...大抵は大殿様の御留守の時であるが...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...役が御留守居だから...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...つい足元が御留守(おるす)になって...
夏目漱石 「二百十日」
...「今日は御留守なんですか」と比田(ひだ)の事を訊(き)いて見た...
夏目漱石 「道草」
...――でも御留守でしたから」細君は座敷へ島田を上げなかったのが...
夏目漱石 「道草」
...今日(けふ)はどなたも御留守(おるす)なんですか」「いえ...
夏目漱石 「門」
...これは大藩の御留守居をなすつた方で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御留守を預かった石田清左衛門は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御留守を預つた石田清左衞門は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こゝに居られる大垣殿は江戸の御留守居ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「左様」「それとも蔭ながら一万両の行方を見護ったもので御座いましょうか」「無用だな平次」「ヘエ」「尾州様御留守居...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御留守中に付、御祝儀御帳罷出...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御留守中独断で福岡へ出張致しまして...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...とうに御留守居は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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