...彼女は御為者になることを夢見ている...
...御為者が整備する公園は、いつでも美しく保たれている...
...御為者としての彼の地位は非常に高い...
...御為者のために各地から豪華な品物が贈られた...
...私たちは御為者の道案内役を務めた...
...是は全く狩くらの御為めならず...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...先帝(せんてい)の御為に上げるのか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一途(いちず)に御国の御為と存じ仕(つかまつ)り成し候旨申し立て候えども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...国家の御為を存じ成し仕り候旨申立つるなれども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...此もとより風聞に過ぎず然れども世間には往々親切ごかし御為ごかしに此の類の挙を敢てし却って死者の名を辱むるもの多し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...末始終(すえしじゅう)御為(おため)ですから」婆さんは一区限(ひとくぎり)つけると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そのほうが御為だからと申し上げるまでです」こうなると敬太郎も行きがかり上そうですかと云って引込(ひっこ)む訳に行かなくなった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...私が今思いますのは全く「天下の御為」という事からではなかったのではございませんでしょうか...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...父の子孫たる者は徳川の御為(おんため)...
夢野久作 「斬られたさに」
...なかなかもって……お関所破りの贋(に)せ若衆とあれば天下の御為に容易ならぬ曲者(くせもの)と存じ...
夢野久作 「斬られたさに」
...殿の御為(おんため)を思い...
吉川英治 「黒田如水」
...彼を破るは、共に主君の御為、ひとつ決死の兵千余騎を貸しますから、夜陰、敵地に深く入って、彼の糧倉を焼き払って下さらんか...
吉川英治 「三国志」
...それは天下の御為ともいえるのではなかろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...――自分は遂にここで終る元々足利どのと志(こころざし)を契(ちぎ)って御為(おんため)の下に果てることさらさら何の悔(く)いではないこのうえは其許(そこ)(頼尚)を初め生き残ったわが一族はいちばい心をかためそして尊氏公を天下のあるじと仰ぐまで忠節を尽せ働き抜けそれが我(われ)への大仏事ぞ陀羅尼(だらに)の経(きょう)もどんな供養もそれ以外に我への回向(えこう)はないとせよと...
吉川英治 「私本太平記」
...御為(おんため)に相成るようと...
吉川英治 「新書太閤記」
...これも一天の君の御為(おんため)と思えば……」三位卿は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かえって殿の御為(おんため)であるまいか」「…………」誰も...
吉川英治 「源頼朝」
...将軍や信長と交渉して御為を計ったことも少なくない...
和辻哲郎 「鎖国」
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