...不図来年御渡海之儀も不相知候故...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...今朝(けさ)現金二千円を御渡ししてあります...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...国民に大切なる鍵を御渡しになったというて宜しいのである...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...再度の御渡宋より御帰朝以来...
太宰治 「右大臣実朝」
...「どのやうな御資格で御渡宋なさるのでございませうか...
太宰治 「右大臣実朝」
...あれほど鎌倉中を騒がせた将軍家の御渡宋も...
太宰治 「右大臣実朝」
...テナルディエ殿この人へコゼットを御渡し下されたく候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御渡りでござりまする」襖の外で...
直木三十五 「南国太平記」
...確にこれなる妹早瀬に御渡し下さるだらうな」「よからう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうも金ずくでお渡しは相成り兼ねます」「フーム」「兄伊之助が心に掛けた倅乙松を御渡し下さるか――」「左様な者は一向知らぬと申したではないか」「では...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自然科学史の原稿井汲氏に御渡し下されたく...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...その猫眼は御渡御の行列についているんですか」「いま申したように近江屋の甥ですから御神事に外れるということはありません...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...御本殿御渡御の道すじの篝火はもちろん...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...然りといへども此島元祿年間朝鮮國え御渡し有レ之...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...(中略)三条大橋御渡...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今夜四時御旗向地へ御渡海之事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...来廿八日小田県に而家禄奉還金御渡しに付受取証書...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御渡海のお座船(ざぶね)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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