...あるいはまた東海の波を踏んで唐土(もろこし)に御渡りになったとやら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...今朝(けさ)現金二千円を御渡ししてあります...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...国民に大切なる鍵を御渡しになったというて宜しいのである...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...本人に直に御渡し被下度候」老妻かつ子が間田に滞在して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...再度の御渡宋より御帰朝以来...
太宰治 「右大臣実朝」
...高知市外朝倉の陸軍病院を訪うて川北病院長に前記二つの慰問品を御渡して大に喜ばれたのは嬉しかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...テナルディエ殿この人へコゼットを御渡し下されたく候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一八二三年三月二十五日テナルディエ殿この人へコゼットを御渡し下されたく候種々の入費は皆支払うべく候謹(つつし)みてご挨拶(あいさつ)申し上げ候ファンティーヌ「君はこの署名を覚えていましょうね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...伊集院に「御渡りになったらしい」と...
直木三十五 「南国太平記」
...御渡りでござりまする」襖の外で...
直木三十五 「南国太平記」
...御兄(おあにい)さんに御渡になったんだそうですよ」「そうかね...
夏目漱石 「道草」
...確にこれなる妹早瀬に御渡し下さるだらうな」「よからう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確かにこれなる妹早瀬に御渡し下さるだろうな」「よかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自然科学史の原稿井汲氏に御渡し下されたく...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...御本殿御渡御の道すじの篝火はもちろん...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...於小田県公債証書買上代御渡相成に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御渡英中の皇太子さまも...
吉川英治 「折々の記」
...御渡海のお座船(ざぶね)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??